立命館大学映画部 ブログ版

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”意地と誇り”  日曜第15回

はい、ジョーでございます。
おとといからパソコンの調子がおかしく、書くのが今まででもっとも遅い水曜日になってしまいました。まあ、気にせず書いていきましょう。

先週は月曜日にTOHOシネマズ二条に「スティング」を観に行ったり、ルキノ・ヴィスコンティの「ルートヴィヒ/神々の黄昏 完全復元版」という4時間もあるような作品を観たりしてました。が、今日取り上げる作品はまた違うものにします。

 というわけで今日の作品はアレック・ギネス(=エピソード4のオビ・ワン=ケノービ)、ウィリアム・ホールデン、早川雪舟主演、デビッド・リーン監督の「戦場にかける橋」です。

 第二次大戦中のインドシナ。日本軍の捕虜収容所に捕虜となったイギリス軍兵士が送られてくる。そこの管理人が早川雪舟。イギリス軍の指揮官がアレック・ギネス。雪舟は条約に反してイギリス兵たちに労働に鉄道敷設や架橋工事をさせる。しかしそこはイギリス兵、日本人の言うことなど聞かず工事には手を抜くばかり。A・ギネスもギネスで雪舟に対して、士官たちを働かせるなどできないといって反発、雪舟と激しく対立。はて、どうなっていくことやら。

 監督がイギリス人なので完全なハリウッド映画ではないらしいものの、それでもやはり日本人のしゃべる日本語はちょっと変です。ここは仕方ないことだと思います。あまり言及はしません。
 
 映画の最初のほう、イギリス兵たちが吹く口笛は陽気で有名な曲なので誰でも聞いたことがあると思います。CMなどでもよく耳にします。この映画のオリジナルスコアなのかもっと古い曲なのかはっきり知りません。

 この映画で目が行くのは主演のA・ギネスですが、それに劣らず存在感があるのがやはり早川雪舟です。昔テレビでスマステーションを観ていて、彼の特集をやってました。それによると、雪舟は無声映画時代からハリウッドで活躍し、アメリカでは3本の指に入るほど人気のあった俳優さんらしいです。サイレントの「チート」という映画では確かにインパクトがありました。この「戦場に~」でもやはり顔だけでも十分なインパクトがあります。
 雪舟の英語を始めて聞いたのはハンフリー・ボガートと共演した「東京ジョー」という映画(個人的にはあまり面白くなかった)ですが、はっきり言ってちょっとショックでした。なんでか。少なくとも10年はアメリカで活躍していたのに、なまりが結構気になるからです。もっと流暢な英語をしゃべる人かと思ってました。まあでも、これだけハリウッドで活躍していたのだからすごいとしかいえません。
 雪舟についてもうひとつ。彼は特に背が低いというわけではない(書いてあるものによっては低かったとある)けど、撮影のとき背を高く見せるためによく台に乗っていたとか。これが由来で、台に乗って背を高く見せることを彼の名前「せっしゅう」からとって業界用語で「セッッシュ(する)」と言うようになったとか。


 この作品は全体的にテンポが速いと感じました。ギネスが雪舟に反発して「ストーブ」なるものに放り込まれるまでなど時間をかけずにうまく描いていると思いました。
 さてさて、対立していたそのギネスと雪舟。やがて雪舟が折れる形ではあるものの、お互いのことを認め合っていきます。そしてギネスは決断をする。すなわち、日本軍が戦略上重要とみなす(確か)ビルマとラオスを結ぶ鉄道の橋の架設を本気で建設することを決める。部下にも「この橋を作ったら日本に有利なだけです」と指摘されます。このときのギネスの答えが好きです。「確かに日本はこの橋の完成で有利にたつ。が、この立派な橋を後世の人々が見たら、イギリス兵たちは日本に屈せず誇りをもって過ごした証になる」といった感じのことを言っています。捕虜になっても意地をはり、敵に屈することのなかった証拠は残り続けるという。
 後半はちょっと物足りないです。連合軍がこの橋を爆破するために工作チームをつくり、その活動のシーンが増えて生きます。そのせいでギネスと雪舟たちの描写が減ってしまっています。
 なにはともあれ、橋を完成させた日本軍とイギリス兵、そして橋を爆破しにかかる兵士。結末はいかなるものか観てみてください。

 最後に。
 「戦場にかける橋」は(何回目かはっきり知らないけど)米アカデミー賞で作品賞を受賞しています。監督のD・リーンも監督賞を受賞したと思います。(ジョン・フォードを除けばもっともアカデミー賞に好かれた監督でしょう)
早川雪舟もこの作品で助演男優賞にノミネートされています。(確か日本人として初めてだったと思います)。しかし残念ながら受賞していません。(ちなみに受賞したのはマーロン・ブランド主演の「サヨナラ」という映画に出ていた俳優さんとか。またこの映画で主演女優賞を受賞したのがナンシー梅木という日本人の女優さん。用はこの年の米アカデミー賞には日本人二人がノミネートされて、日本人初受賞ということだったとか)


今日はここまで。次に書くのはすぐですが、それまでにまた色々映画を観ておきます。もちろん、生活習慣を元にもどしつつです。
では、また来週、いや、今週末。
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