立命館大学映画部 ブログ版

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親の面倒なんてみれないのだ 日曜第14回

はい、ジョーです。
今週も春休みを満喫しながらもあまり映画を観ておりません。しかしながら、友達から「空の境界」の1~3章をかりたので全部観ていました。この作品はなんとも表現しがたいのでここでは到底書けない類の映画です。はい。第7章まで観てみて書けたら書いてみます。

たま違う友達からかりている小津安二郎の映画を今週はいくつか観ました。(ただし、安物DVDなので絵と音が悪いですが)。そのなかで今回は「戸田家の兄妹」という作品を取り上げます。第二次大戦中、1941年の作品。

あらすじ。
金持ちの一家の大黒柱の父親が死去。遺産をどうするかという話になったとき、父親には実は莫大な借金があったことが発覚。一家は家を売って借金にあてる。そうすることで暮らす場所がなくなった母親と未婚の末娘は最初、長男の家においてもらう。が、どうも煙たがられる始末。次に二人は長女の家に行くも同じ結果。次女の家にいくのもはばかられるので、古くなった別荘に住むことにした母親と末娘。
父親の一周忌の日、父の死後中国に渡った次男が帰ってくる。次男は兄・姉たちが母親と妹の面倒さえみれないなんてどういうことだと一喝する。
まあ、こんな話です。

小津安二郎が描き続けた「家族の崩壊」といったものがこの映画でも描かれています。
母親(と長女)の面倒はみにゃいかんとは思いつつも、自分の家族のこともあるのでどこか邪魔に扱ってしまう息子と娘たち。この描き方がとても「なまなま」しいです。とにかく現実的。
自分も大きくなったら親をこうやってあつかうんだなあと考えさせてくれます。まあ、自分の場合親には常々、半分(以下)冗談、半分(以上)本気で、親がボケたりしたら老人ホームに放り込むヨと言ってあります。だって母方の祖母と父親のギャーギャーうるさい小言を毎日聞いてりゃそう考えますとも。はっきり言って年取った親の面倒なんてみれません。
ただ、今のところオヤのスネをかじっている身なので、将来どうなるかはわからないです。

さて、映画の内容はこの辺にして、他に目についたことを書いていきましょう。
小津安二郎といえばローアングル、固定撮影、時間の経過表現は家の様子や風景を映すことなどなど、一種異質な撮り方がたくさんあります。この作品でも確かにローアングルでした。ただ、俯瞰がちょっとあったと思います。そしてほとんどカメラが動かない。母親と末娘が並んで歩くときにそれに合わせてカメラがドリーしたぐらいです。時間経過は一切フェードが無かったです。
この作品は小津安二郎の撮影スタイルが確立する少し前の作品だと思います。そういう点でも興味深い作品。興味深いというと、小津作品には欠かせない俳優・笠智衆がちょっとだけ出てきます。この作品のいくつか前から起用している笠を「戸田家の兄妹」の次の「父ありき」で主演に持ってくるんだから本当に興味深いです。

今日はここまで。
それではまた来週。さいなら~
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