立命館大学映画部 ブログ版

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「赤壁の戦い」  日曜第13回

 いやはや、なんとも日々の過ごし方がよくないです。朝の3時4時に寝て昼に起きる生活を送っております。それでいて全く勉強しないからなお悪い。はやくもとの生活環境にもどさなくては・・。

 もう火曜日ですが、やはり書かずにはいられません。(連載にならなくなってしまいますので)
 本題の前に一つ。「マイ・フェア・レディ」を2,3日前に観ました。有名な「踊り明かそう」を主演のオードリー・ヘプバーンが歌い、ヒギンズ教授を名優レックス・ハリソン(エリザベス・テイラー主演の「クレオパトラ」でカエサルの役をやってました)が演じるミュージカル映画。O・ヘプバーンが貴婦人になっていく様やR・ハリソンとのやり取りがとても面白いです。

 さて今日の本題。今回取り上げるのはジョン・ウーが描く赤壁の戦い、「レッドクリフPart2/未来への最終決戦」であります。
 
 時に中国の漢朝末期(西暦200年ごろ)、衰退した漢にかわって特に大きな勢力をもっていたのは魏の曹操、呉の孫権、そして蜀の劉備。なかでも魏は強国で、80万人もの(本によっては20万とか、100万とか書いてあるのもある。)兵を誇っていたとか。そこで呉と蜀は連合を組み、魏に戦いを挑むのであります。
 結果として魏は敗れ勢力は弱まり(ただしそれでもまだ強国だったけど)、魏・呉・蜀のまさに三国の時代がやってきます。ようは「赤壁の戦い」は、長い長い「三国志」の物語のほんの一部。悪く言えばこの戦いだけ切り取って派手にして見せているわけです。

 一作目「~Part1」は、うん、確かにJ・ウーの映画でした。どこか独特な雰囲気を出しています。なるほど「三国志」をJ・ウーが手掛けるとこうなるのか。

 そして「Part2」。横山光輝のマンガ「三国志」をあきれるほど読んだりしていたのでよく知っている話だからなのかどうかはわからないですが、十分楽しめました。笑いの要素もあり独自の解釈も加わっていて、物語を知っていても面白いです。
 肝心の赤壁の戦いは迫力があります。船が突っ込み、兵士が攻め入る場面はすごいです。

 わたくしのオヤジがこの映画2本とも観に行き、感想のひとつとして、「戦いはたしかに迫力あるけど、人物描写がいまいちだった」とかなんとか言っていた。うん、これは確かに一つ言えてる。ただしこれはJ・ウーの描き方のせいもあるけど、劉備や孫権などの人物たちがすでに腹を決めてからの話だからというのも理由の一つだと思います。

 呉の参謀の周瑜役にトニー・レオン、孔明役に金城武など、有名な俳優さんに目がいきますが、個人的には曹操役の俳優が印象的でした。(チャン・フォンイーという俳優さんで、「さらば、わが愛/覇王別姫」でレスリー・チャンの兄を演じた人らしい。観ていて全然気付かなかった。)
 また、孫権役の人をどっかで観たことがあると一作目を観ながらずっと思っていて、数日後にアン・リー監督の「グリーン・デスティニー」でチャン・ツィイーをかっさらうワイルドな盗賊役をやってた人だと気付いた。(チャン・チェンという俳優さんらしい)。「レッドクリフ」ではワイルドな感じはなく、静かで優柔不断な性格の孫権を演じています。
 もう一人目につくのが中村獅童 。友情出演だそうです。一、二作目ともあまりしゃべらず、あの顔を始終兵士たちに向けて睨めつけています。この俳優はあまり好きではないというか、「硫黄島からの手紙」や(ちゃんと観たわけではないけど)「男たちの大和」のように、同じような役ばっかりなため面白さがないなあと思っていましたが、この作品では印象が強いです。

 音楽も耳に残ります。日本人の作曲みたいです。

 全体的には面白いのですが、いけすかないところが大きく二つ。
 一つは周瑜の描かれ方です。T・レオンというスターが演じているから目立つのは当然です。が、だからと言って、部下の周瑜が君子の孫権より目立っていいはずがない。この映画では孫権も周輸にたいしてへりくだってしまっています。スターに観客の目を向けさせるのはいいけど、もう少し孫権もたててほしかった。
 二つ目は、敗れた曹操の扱いです。”映画としては”あの曹操の追いつめ方は面白いです。が、だからと言って追いつめた曹操に向かって「田舎に帰れ」はないです。追いつめたら首を切る。これは絶対だと思います。強大な勢力を誇った人物ですからね。しかし、あそこで首をはねていたら歴史どおりにいかない。だから逃がしてしまう(そのため曹操と関羽が対峙する場面がないのだ)。演出としてはいいけど、普通に考えたらちょっと変な描き方です。


 今日はここまで。この作品は独自の解釈のもとで「三国志」を描いているので、パートⅠもⅡも娯楽映画として楽しめればいいと思います。また、「三国志」として観てもJ・ウーの映画として観ても面白いでしょう。
 ほな、また来週。さいなら~。
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