立命館大学映画部 ブログ版

立命館大学映画部のブログです。 基本的に更新、交流などはこっちで行う予定です。

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「”パラダイス”は若者たちの心の中にある」 日曜第8回

映画部の役職を2回生が引き継いだ後、最初の連載。日曜日担当のジョーです。

「テレンス・マリックの復活。私はこの日を待ち望んでいた」と称賛したというS・スピルバーグ。
今回取り上げる作品は、前々から観たいと思っていた「シン・レッド・ライン」であります。

これはなかなか表現し難い作品です。
1942年第二次大戦のさなか、アメリカは勢力確保のために日本軍が駐留していたソロモン諸島(正確な位置は知りません)ガダルカナル島への上陸作戦を開始。その悲惨さはよく言われているので書くまでもないでしょう。

 映画の始まりはとても平和な南西諸島の様子。脱走していた主人公[ジム・ガヴィーゼル(この俳優はよく知らない)]はそこにいたがやがて哨戒艇に見つかってまた前線に赴く。そのとき主人公の相手をしたのがショーン・ペン。

 映画が始まって1時間たったあたりからやっと「ドンパチ」やるシーンが出てきます。それまでは主人公や主要メンバーのナレーション(やモノローグ)が多い感じで話が進んでいく。この語りがどうとらえていいかよくわかんないんですね。いってしまえば難しい。上官[=ジョン・トラボルタ]らに対する一種の怒りをもつニック・ノルティ(この俳優は顔だけ知ってる)の語りなども難しい感じがある。

 その一時間たったあたりからの丘陵地帯攻撃のシーン。けっこう長いですが、このときのカメラの動きがいい。丘なので、背の高い草が生い茂っているんですね。そこを米兵が日本兵に打たれないように隠れつつ進んでいく。その時カメラは草をなめるように移動して、米兵の動きを追っていくカメラワークをみせる。これがまた緊迫感を出していてよかったです。

 日本兵がこの映画では少し出てきます。一種みすぼらしい感じがでていましたが、それが事実だったんだなあと妙に納得しました。ただ、日本兵が発する言葉(日本語)はどことなく変です。これはハリウッド映画だから仕方ないですが・・・。
ちなみにこの戦いのとき顔がある程度はっきり映るのはジョン・キューザック。ほかにエイドリアン・ブロディもちょいちょい映る。

 戦いの後、また静かなシーンが続いていきます。ここには拍子抜けしました。あまりに静かすぎて、(悪く言えば)つまらないくらいです。それでも、独特な雰囲気は醸し出していたので楽しめます。
 で、何が不思議か。これは全編を通して言えることですが、どうも変なカットがところどころに入れられているんですね。確かに回想シーンとわかるカットもあります。が、時に「あれ?」と思ってしまうようなカットがモノローグのときに入ってきます。語りと画面に映るものがなんか噛み合ってない。ただ、完全におかしいカットとも言えないところが印象に残っています。

 
 ヤフーのレビューをみてみると、この映画を「哲学映画」と書いている人がいた。なるほど、確かにその通りかもしれない。同じ年に公開された「プライベート・ライアン」のように、”これでもか”と言わんばかりに手足や体が吹き飛ぶ様子を描くのが戦争映画の(一つの)あり方かもしれない。だけど、「シン・レッド・ライン」ではそういった描写はとても少ない。むしろ「地獄の黙示録」のように”語り”で戦争とは何ぞやと描いているように感じます。戦争をリアルに描くだけが戦争映画ではないのだと思わせてくれます。
 
 最後に一つ付け加えておきます。映画の最後の最後、たった2、3分ほど出てくるのはジョージ・クルーニー。兵士を激励します。


 今回はここまで。昨日ブログを書こうとしましたが、なんかうまく書けずにまたまた一日遅れになってしました。次から日曜日に書きます。(できれば・・)
では、次回は来年。良い年の瀬を。さいなら~。

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